LossTime 23/06/05  佐久市のJAXA施設を訪問する




以前(2008年10月12日)に「臼田宇宙空間観測所」を紹介しました(>>)が、今日は帰省途中ちょっと遠回りして2021年の建設された「美笹深宇宙探査用地上局」にも訪問してみました。
この二つの観測施設が私たちに何をもたらしたのか知りませんが、これくらいの余裕が国にないとヤバいですよね。
ちなみに上の写真は、JAXA 臼田宇宙空間観測所の来場記念に頂いたカードをスキャナーで取り込んだものです。

JAXA 美笹深宇宙探査用地上局
深宇宙探査機との通信を目的として、長野県佐久市に建設された新しい地上局です。現在、システムの信頼性と運用性向上、海外ミッションの支援を可能とするための追加整備を行っています。システムは大口径54mパラボラアンテナ、20kW級固体電力増幅装置(SSPA)と2つの受信機等から構成されており、臼田の大口径64mパラボラアンテナより10m縮小した口径ながら同等の受信能力を維持し、高精度に深宇宙探査機を追尾できます。従前よりも大容量のデータを受信できる周波数(Ka帯)にも対応が可能、宇宙探査ミッションの多様性にも応えていきます。
(「JAXA」公式HPより)
蓼科スカイラインに突如現れるパラボラアンテナ
JAXA職員が働く研究棟 研究棟は風力発電?
青い空とパラボラアンテナ
クルマとパラボラアンテナ

JAXA 臼田宇宙空間観測所
臼田宇宙空間観測所は宇宙科学研究所のスペースセンターとして1984(昭和59)年10月、長野県南佐久郡臼田町(2005年4月より長野県佐久市)に設立されました。
この観測所では惑星、彗星や月などの衛星に接近して観測を行う宇宙探査機に向けて動作指令を送信したり、探査機からの観測データを受信しています。こうした探査機は超遠距離ともなると送ってくる信号は微弱であり、その信号電波を受けるために都市雑音や航空路など観測に支障のある電波が少ない場所が選ばれました。
施設の中核となるのは、主鏡面が直径64mの反射鏡の大型パラボラアンテナで、その総重量は約2000トンあります。宇宙探査機との交信はSバンドとXバンドで行われています。将来はKバンドも使われる予定です。
このような宇宙探査機の追跡管制を目的とした大型アンテナは、JAXAのほかアメリカのNASAやヨーロッパのESAをはじめ世界の数機関が保有しています。
(「JAXA」公式HPより)
突如目の前にパラボラアンテナ出現!
64mの巨大アンテナ
アンテナの先端
JAXA職員が働く研究棟 受付 兼 展示棟
高原の群青の空とパラボラアンテナ
展 示 棟
展示棟の窓から見るパラボラアンテナ
FIT RSとパラボラアンテナ


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