LossTime 17/01/15  『王様』の不快指数


『王様』の最後の言葉は「大宮でいいプレーをすればやっぱり出してはいけない選手だったと思ってくれるはず。それで会社が変わってくれれば … 」であったらしい。
『王様」は会社の何に変わってほしいと言うのだ!もしこの発言報道が真実だとしたら、いくら『王様』とはいえ思いあがりも甚だしい。



だが、昨シーズンを振り返ると『王様』に同情すべき事柄や『王様』にとって不快な出来事もいくつかあった。
このページでは、そんな出来事と『王様』の不快指数を振り返ってみたい。

1〜2月頃 監督が名前を間違える
就任当初、監督から『王様』は「ダイキ」と呼ばれていた。
自分の名前を間違えられるのは大変不快なこと。ただ、名前を間違えられたのは『王様』だけではなかったらしい。
『王様』の不快指数メーター 10


6月8日 大ケガを負った町田戦後の監督のコメント
<Q.次節『王様』を欠くかもしれない状況の中、どう戦うのか?>
いないとなるともしかしたらボールが組織的に流れる可能性がある。『王様』がいることによる良さもあるが、(『王様』を欠くことで)もう少しコンビネーションができる可能性もあるので、そこは大事にしていきたいと思う。
今シーズン序盤は低迷した清水。「『王様』がいなければもっと組織的に戦える」と監督が考えているかのような不快なコメントだ。
『王様』の不快指数メーター 30


6月〜8月 清水快進撃
監督の予想通り(?)、『王様』不在の中チームは攻守のバランスが良くなり快進撃を遂げた。そして順位も9位からプレーオフ圏内の5位に浮上。
『王様』は「自分は不要かもしれない」と疎外感を感じたかもしれないが、チームが好調なのは決して不快なことではないだろう。
『王様』の不快指数メーター 20


9月19日 「サッカーダイジェスト」のコメント
(テセについて)
7月以降、破竹の勢いでゴールを積み重ね、1年でのJ1復帰を狙う清水の前線を牽引する。そんな鄭大世が目指すのは、王様としても、黒子としても機能するFWだ。すべては勝利のためにーーー。そう覚悟を決めた。
『王様』がケガで離脱している間に王様が入れ替わってしまったかのような不快な文章だ。少なくてもマスコミは王様交代と見ていた。
『王様』の不快指数メーター 50


9月〜11月 清水の快進撃は続くがフル出場できず
チームの復帰しゴールを量産するものの第31節から第33節は途中出場。第34節C大阪戦よりスタメンに復帰するも途中交代が続く。最終節は『王様』が退いた後に金子が決勝ゴールを奪い、J1復帰を決めた。
『王様』として最後までピッチに立っていたいと考えるのは当然、途中交代は不快なはず。J1復帰がかかった試合であればなおさらだ。
『王様』の不快指数メーター 70


11月20日 J1復帰を決めた試合後(1)
(「アフターゲームショー」での平畠氏の質問)
【『王様』】僕がケガしている間に、僕がいた時より順位が上がっていたりしたんで … 。
【平畠氏】それちょっと正直複雑だったりするんですか?
復帰以降何度もこういう質問はあっただろう。ただ「今それを訊くか!?」と『王様』は不快に思ったのではないか。
『王様』の不快指数メーター 50


11月20日 J1復帰を決めた試合後(2)
(「アフターゲームショー」でのテセのコメント)
【テセ】最後の方は自分がエースとしての責任感を持ってやらなければいけなかったので、プレッシャーがホントに凄かった。
『王様』の横でテセが「自分がエース!」発言。『王様』としては「自分がFWとして … 」くらいの言い方にしてほしかった!?
『王様』の不快指数メーター 80


11月20日 J1復帰を決めた試合後(3)
(「アフターゲームショー」での『王様』自身のコメント)
【山口氏】チームをまとめるうえで何か注意していたことってあります?
【『王様』】いや特にないですけど。チームがまとまってくれていたので、僕は陰で見てました。
既に『王様』がチームの中心ではなくなっていることを示している。こんなコメントをしなければならない状況が不快だ。
『王様』の不快指数メーター 90


12月17日 「J2マガジン」のインタビュー(1)
<Q.特に最終節の徳島戦で、1人目の交代が『王様』だったときは驚きました。>
交代した試合の中で一番悔しかったですね。もちろん今季は個人的な気持ちは封印してきました。だから1-0や2-0でリードした状況であれば、納得はできなくても理解はできたと思います。でも、あのときは1-1で、もう1点取らなければ自動昇格できるか分からない状況での交代は悔しかったです。
なんとしても自分のゴールでチームをJ1に復帰させたかった。そしてエースに返り咲きたかった。そんな『王様』の不快さを感じる。
『王様』の不快指数メーター 70


12月〜1月 契約更改
交渉の内容は全く分からないが、“W杯に出場した”テセと“日本代表になったことがない”『王様』とのフロントの扱いの差、フロントの格付けは明確であったことだろう。それが、イコール契約内容の差、年棒の差として現れたはず。
『王様』にとってこんな不快なことはない。こうなったら大宮に移籍したるどっ!と思っても、何の不思議もはない。
『王様』の不快指数メーター 100




そして「清水の10番」は『王様』から“王子様”白崎に受け継がれた。


12月17日 「J2マガジン」のインタビュー(2)
<Q.来季に向けては?>
まだ契約更改前ですし、何も決まっていません。今まで続けていたことを、ブレずに積み重ねることができれば、エスパルスはすぐにJ1で優勝できないとしても、再び降格とはならないと思います。ただ僕個人はあくまでJ1でも優勝を目指したいですし、エスパルスはそういうクラブであってほしいと思っています。
新体制発表会見で監督が掲げた今季の目標は「一桁順位」。『王様』の目標とは乖離は著しく、これも移籍の要因のひとつと考えられる。

『王様』は今季、岩上から奪った「大宮の10番」を背負い戦う。


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