◆ 鄭 大世からのメッセージ ◆
静岡駅前のホテルの一室で、スーツを着た僕の前で強化部が見守る中、サインをした。”2020年”まで契約という20年代の西暦が想像もできなかった。現在2022年、よわい38歳。
キャリア終盤。苦しい時が圧倒的に多く、思い通りに行かないことばかり。嬉しさは今や半減。ダービーの最後のゴールで咆哮したシーンを見返しては、この時は鬼気迫ってたな〜と懐かしむ。周りは『出るだけじゃなく、ベテランとしてチームをまとめてほしい』と言う。でも『スタメンで出たい!まだやれる!』と思ってるここで日和ったらプロとして終わりだと、歯を食いしばってやってた。無情にも、自分と周りが思うパフォーマンスに違いができてきてるのは、薄々気づいてた。右肩下がりで、もう登ることはできない。それに気づいた今が、やめ時だと悟った。
エスパルスでの活躍があったからこそ、行き永らえた。あの大活躍で有頂天の後、出れなくなって、いくらもがいて、アピールしても変わることはなかった。その”挫折”が耳元で囁いてきた。『今までの活躍はお前の実力じゃないぞ』って。その時から、出会った全ての人への感謝の気持ちが溢れ出てきた。大学都リーグ3部の選手が、ワールドカップ、ブンデスリーガに、そしてこの歳までやれた。あの頃歯が立たなかったタメの選手は、もうとっくにいない。良き指導者に出会い、仲間、家族、最高のサポーターと出会った。自分の力なんてほんと些細なものだと、全身で感じてる。全ての縁が紡がれて、過ごせた最高のキャリア。
未熟さがなければ、もっと上にいけてたかも。でもエゴイストだからこそ、ここまでこれたかも。後悔なんて数えきれないし、人としての失敗も死ぬほどした。でも今思う。これが自分のベストだということ。貧乏学生だったあの頃とは違って、今は手元にサッカーがくれた多くのものがある。綺麗事に聞こえてたこのセリフも、成功と挫折を何度も繰り返した今、心の底から、胸を張って言える。
『みんなのおかげ』
こんな感情的で、超繊細で、自己中心的な僕を応援してくれた皆さん。ありがとうございました。
やりきって終われる僕は、幸せです。



LossTime 22/10/14  秋の善光寺で必勝祈願、残留祈願をする





2022シーズンのJ1も残り3試合(清水と磐田以外は2試合)。
清水は毎季 “お約束” の残留争いを演じ、現在は自動降格圏内の17位に沈んでいます。ここに来てライバルチームが勝点を伸ばしており、清水は過去にないくらい厳しい状況に陥ってしまいました。
今日は長野駅前に買い物に行ったついでに、信州最強のパワースポットである善光寺で清水の必勝祈願、残留祈願をしてきました。なんとか清水には昨季のように3連勝で締めて残留を決めてほしいものです。
さて、善光寺の木々は紅葉が始まっていました。紅葉を中心に秋の善光寺の様子をご覧ください。



宿坊と紅葉

宿坊の柿の実

紅葉と仁王門

紅葉と放生池と大勧進

紅葉と山門

第2駐車場付近の紅葉

木漏れ日

紅葉と日本忠霊殿

紅葉と本殿北側

高尾燈籠と紅葉

紅葉と経堂

紅葉と鐘楼

紅葉と本堂東側

本堂と紅葉


<< Back | Page Top | Next >>