LossTime 21/02/02  須坂アートパークにお雛様を見に行く





今日は節分。通常節分は2月3日ですが、今年は2月2日が節分です。
節分が2月2日になるのは1897(明治30)年以来124年ぶりのことなのだそうです。節分はその名の通り、季節の分かれ目。立春の前日となるので立春がずれると節分もずれるのだそうです。
そんな今日、雛祭りにはちょっと早いけど、須坂アートパークに「三十段飾り千体の雛祭り」を見に行ってきました。暇つぶしです。
小雪が舞う肌寒い一日。さすがに来場者は私だけで、密になることはありませんでした。


須坂版画美術館のお雛様

世界の民俗人形博物館のお雛様
三十段飾りの雛人形

江戸時代〜平成時代のお雛様

◆ 江戸時代 ◆
享保年間(1716〜1736)頃に最も流行したとされる座り雛。
総じて大型のものが多く、衣装も金襴や錦などを使い、面長で神秘的な表情をしています。

◆ 明治時代(左) 大正時代(右) ◆
安永年間(1772〜1781)頃に江戸で生まれたとされる雛人形。
古今雛(こきんびな)と呼ばれ、明治以降から現代にまで引き継がれています。古今雛は比較的裕福な家庭で送られるものであったため、大型で高価な布地を使っているのが特徴です。

◆ 昭和時代 ◆
昭和30年以降の高度成長期は日本も豊かになり、雛人形も大型で豪華なものが作られるようになりました。
バブル期は金色の刺繍や豪華な色彩のものが多く、派手な雛が多く作られています。

◆ 平成時代 ◆
平成のお雛さまには “核家族化” や “住宅事情” が垣間見えます。
アパート・マンション暮らしという住宅事情から、これまで一般的であった7段飾りから、親王飾り(男雛女雛だけの雛飾り)が主流になってきました。

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